それが恋と知ってしまったなら

こんばんは。エソラです。

2021年最初のブログ更新になりました。今年もよろしくお願いします。

今回は競馬のお話ではありません。最近はツイッターでもあまり話題にしていませんでしたが、久しぶりに乃木坂46をテーマに少し書いてみます。以前の記事で表題曲を除いた乃木坂46のマイベストソング20を発表しましたが、丁度一昨日N○Kラジオで乃木坂三昧の放送もありましたので、今回はシングル表題25曲とアルバム表題4曲の計29曲の中でランキングを作成してみました。配信限定の2曲は面倒なので除外しています。大して好みの楽曲でもないので、問題ありません。また、再来週発売の26thシングルも今回のランキングからは除外します。まだあまり回数も聴いていないですし、MVもほとんど見ておらず、評価がしづらいためです。前回に引き続きですが、あくまでも一個人の意見ですので、その点はご了承ください。序盤は割と良いテンポで進みますが、上位になるに連れて文章量が多くなりますので面倒な人は、コメントは読み飛ばしてください。それでは第29位から順に発表していきたいと思います。

 

第29位 しあわせの保護色

現時点で文句なしのぶっちぎり最下位になります。アルバムに適当なユニット曲として紛れ込む程度であれば、ギリギリセーフの楽曲ですが、白石麻衣の卒業曲であるという事実を考えると、チャートの五角形はもはや点です。橋本西野の卒業曲が歴代最強クラスであったことから、相対的に評価を下げてしまったことは否めませんが、それにしてもここまで耳に残らない楽曲は珍しいと思います。コンセプトも全く理解できない堂々のクソ曲です。

第28位 夜明けまで強がらなくてもいい

謎の曲です。カップリング曲を含めても24thシングルは歴代最低の作品だと思います。

第27位 バレッタ

髪留めの一種(barrette)です。マルタ共和国の首都を指す場合のスペルはVallettaになるそうです。

第26位 Sing Out!

乃木坂46のシングル表題曲暗黒期はこの曲からスタートしました。この程度の楽曲でよくあれほどPRに力を入れることができたなという印象です。ここまでやってもさほど知名度は伸びず、話題にあがったのはグリンピースという歌詞だけでした。やること全てが裏目に出た残念曲で、曲調と振り付けもミスマッチでした。

第25位 シンクロニシティ

レコ大連覇に紅白での披露で、グループの代表曲とも言える位置付けにある楽曲ですが、個人的な評価はクソ曲寄りの凡曲です。サビへの入りやダンスなどいくつかある良い点を、口パク前提で作られたような早口で微妙な歌詞が全てぶち壊してしまっているのが残念です。そして何より、この曲を聴くと就活時期を思い出してしまうので、私は嫌いです。リリース時期が悪かったですね。

第24位 おいでシャンプー

特に感情がないので、適当にこの順位にしました。

第23位 ハルジオンが咲く頃

深川麻衣さんの卒業曲ですが、これも楽曲自体には特に感情がないので、適当にこの順位にしました。悪くはないです。

第22位 走れ!Bicycle

楽曲自体はそれほど悪くなく、むしろ好きな部類なのですが、意味不明すぎるMVと謎メイクによって大きく順位を落としました。適当にチャリンコ乗ってる映像を撮った方が爽やかでそれっぽいMVになっていたと思います。

第21位 インフルエンサー

他の出走メンバーが弱すぎたために、あっさりレコ大を獲得し、ヒム子のおかげで知名度も上がった運だけはいいラッキー曲です。ライブでも演出の付けやすさから毎度のように披露してきますが、そろそろやめていただきたいです。ただ、ノースリーブの衣装はエッチなので好きです。

第20位 僕がいる場所

歌詞とメロディがこれでもかというほどミスマッチで、気持ち悪いです。リリース前に初めて聴いた時こそ良曲かと思わされましたが、聴けば聴くほど微妙な曲になる珍しいパターンでした。ライブでの披露が全くないのも頷けます。

第19位 ぐるぐるカーテン

2012年2月時点では堂々の第1位でした。

第18位 制服のマネキン

乃木坂46が初めて本気を出したのがこのデビュー4作目でしょう。生駒卒業でお役御免となりましたが、ある意味では伝説はここから始まったと言えるような、そんな楽曲だと思います。私の好みでないだけであって、グループの代表曲の一つであることは間違いないでしょう。

第17位 ガールズルール

センター白石のライブでの煽り頼みで、曲単体だと意外と弱いことに多くの人が未だ気付けていません。乃木坂46の夏曲代表にこの曲を挙げるファンはたぶん偏差値が低いです。

第16位 いつかできるから今日できる

映画あさひなぐの主題歌として作られた応援ソングですが、良くも悪くも普通の曲です。順位も普通です。選抜メンバー、フォーメーションも普通です。悪く言えば、置きに行きすぎていてつまらないのですが、西野飛鳥のダブルセンターは意外にもこれが最初で最後となっています。

第15位 ジコチューでいこう!

楽曲自体に抜けていい点は特にないですが、メンバーの素の姿を見ているような夏らしい爽やかなMVでは、民族衣装を身にまとったダンスが見られるのもいいですね。来年以降また新たな夏曲が生まれることを願っています。以上です。

第14位 命は美しい

西野七瀬さんが2作ぶりにセンターに返り咲きました。ライブでのかっこいい演出枠はインフルエンサーに取って代わられてしまいましたが、この2択なら私は断然こちらの曲を上位にとりたいです。ダンスの躍動感や力強い歌詞に、MVの世界観が相まって、その名の通りの美しい作品に仕上がっていると思います。極寒の中、長時間に渡ってMVを撮影した思い出がメンバーからよく語られましたが、私もこの曲を聴く度に極寒の中、長時間に渡って参戦した地獄の西武ドームライブを思い出します。

第13位 ありがちな恋愛

タイトルを聞いただけで伝わる名曲感、期待通りラジオ初解禁時にキャリア最高指数を叩き出しました。アイドルらしからぬ恋愛第一主義を否定するような歌詞からは、夢のために愛を捨てた選択に後悔ばかりが募る様子が伝わってくる反面、人生において選んだ道全てが正しいということはないけれど、それでも先に進むしかないという前向きなメッセージも込められている気がします。ポップな曲調に客観的かつ冷静な視点の歌詞が盛り込まれ、とてもオシャレな楽曲だと思います。この楽曲のパフォーマンスを唯一地上波で流した放送局は非常に優秀ですね。

第12位 気づいたら片想い

絶対的エース西野七瀬さんの記念すべき初センター曲です。綿毛が散っていくまでの残り短い命ながら仲間と舞台に立つために必死に走り続ける西野さんと、その秘密をただ1人知る白石さん、そして物語中盤でそれにいち早く気がつく橋本さん、この3人の関係性が感動的なMVを作り上げています。ライブを終え、綿毛となって西野さんが散っていく儚いラストシーンには心を締め付けられます。恋愛に対するリアルな心理や行動を女性目線で綴った歌詞も乃木坂46の楽曲では珍しく、希少価値の高い作品だと思います。

第11位 何度目の青空か?

記念すべき10枚目のシングル表題曲であり、乃木坂を象徴する楽曲の一つとして文句のない作品でしょう。シリアスなピアノのメロディから始まるイントロに、歌い出しの美しいソロパートはまさにセンター生田絵梨花さんの独壇場です。クラス唯一の男子生徒である主人公の学校生活を描いたMVはコミカルながら、次第に晴れやかな気持ちへと移り変わっていく歌詞にもとてもマッチしています。また、カップリング曲にも咄嗟やTender daysを従え、全体的にも非常に完成度の高いシングルだと思います。余談になりますが、全ツ2014神宮で披露された、二度目のOVERTUREからの生田絵梨花サプライズ復活は歴代の神宮公演の中で私が最も心に残っているワンシーンです。

第10位 裸足でsummer

私にとって永遠の夏競馬テーマソングです。この曲を聴きながら後楽園ウインズ指定席を目指す夏の朝はなんとも幸せな気分に包まれます。裸足でsummerからの函館1Rファンファーレは、近代競馬における黄金ローテーションと言えるでしょう。夏曲ならではの明るさ、楽しさとどこか甘酸っぱい青春感の配合が絶妙で、この曲で爆発的にファンが増えたことも頷けます。齋藤飛鳥さんをこのタイミングでセンターに起用する采配も完璧です。欲を言えば、当時が顔面最強時代だった井上小百合さんも選抜入りさせて欲しかったですね。

第9位 夏のFree&Easy

リリース時には散々叩かれた「夏だからやっちゃおう」というフレーズもセンター西野七瀬さんの手腕で名曲に早変わりです。ライブでの煽りを彼女が担当することもここ以外にはなかなかないですね。この楽曲の歌詞に対してあれこれ考察するのは少し気持ち悪いのでMVの中で一番好きなカットを貼って終わりにしておきます。

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第8位 逃げ水

3期生を選抜メンバーに迎えた初の楽曲です。これまでのアップテンポで弾ける感じの夏曲とはどこか雰囲気の違う、夏の終わりをイメージさせる爽やかなテイストになっています。目指していたはずの夢が消えていく儚い情景が終盤に向かうに連れ、決意や希望を抱いて再び走り出していく様子に移り変っていくような歌詞に魅力を感じます。届かない夢や幻想を逃げ水、ミラージュという現象に重ね合わせている点が美しいです。与田大園のダブルセンターを含めたフォーメーションやダンスも見事にハマっています。

第7位 きっかけ

2ndアルバムリード曲にして、乃木坂46史上最高傑作とも言える至高の名曲です。この楽曲について、もはや多くを語る必要はないでしょう。あのミスチル桜井さんがライブ内でカバーしたぐらいですから、この曲がどれほどのポテンシャルを秘めたものであるかは言うまでもありません。「きっかけ」という掴みどころのないタイトルながら、歌詞の意味や楽曲が持つメッセージはわかりやすくダイレクトに受け止めることができます。出だしの1秒から最後の1秒まで、曲中の5分間に一切のミスがなく、歌詞の情景描写も完璧でケチのつけようがありません。それだけに、披露の機会が少なすぎたことが悔やまれます。「決心のきっかけは理屈ではなくて」、これほど胸に突き刺さるフレーズにはこの先、二度と出会えないような気がします。

第6位 君の名は希望

乃木坂46の代表曲と言えばこの楽曲で間違いありません。メロディ、歌詞、MVにダンス、その全てがまさに乃木坂らしさを体現している究極の一作、ライブで何度パフォーマンスを見ても、その度に心を突き動かされる、未来永劫語り継ぎたい名曲です。おそらく、乃木坂46というグループはこの5thシングルをもって一度完成していたのでしょう。グループの生い立ちをセンター生駒里奈の成長に重ね合わせることで、目に見える物語となり、その集大成として作られたのがこの「君の名は希望」だったのだと感じました。その他カップリング曲を含めた総合力の高さを考えても、5thシングルは頭一つ抜けている印象です。

第5位 スカイダイビング

アルバムリード曲としては珍しい夏曲ですが、「きっかけ」を上回り、全4曲の中で最先着を果たしました。主人公が恋に落ちていく様子をスカイダイビングに重ねた爽やかな歌詞に、ダイビングをイメージしたサビ部分のダンスや全身シルバーの衣装も特徴的でいいですね。個人的にはBメロの「ずっと友達でいるのか」という部分の振り付けが可愛いのでお気に入りです。2017年神宮公演での鮮やかなパフォーマンスは今でも心に残っています。夏が始まる季節にはいつも聴きたくなる楽曲です。3rdアルバムは新曲収録数も最多で、全体的に満足度の高い作品になっています。

第4位 太陽ノック

個人的にはこの頃が一番真面目に乃木坂ファンとして活動していた時期ですので、多少の思い出補正はありますが、乃木坂夏曲の頂点であることは間違いないです。7作ぶりに生駒里奈さんをセンターに迎えた12th表題曲は初森ベマーズの主題歌も担当しました。夏の日差しを味方に前へ一歩踏み出す勇気と夢をかたちにする努力を後押しするような応援ソングにもなっており、夏にピッタリの前向きで明るい楽曲になっています。ダンスレッスンの夏合宿をテーマに作られたMVも曲のイメージに合致していて高評価です。AKB48との兼任が解除され、乃木坂46専任としてセンターに復帰した生駒里奈さんとグループの再出発も意識したような作品になっており、その狙い通りグループはここから更に軌道に乗っていくことになります。乃木坂46の数あるアッパーチューンな楽曲の中でもぶっちぎりの最高評価です。個人的には、井上小百合さんの3作ぶりとなるシングル表題曲選抜復帰も非常に印象に残っています。

第3位 帰り道は遠回りしたくなる

乃木坂46の絶対的エース西野七瀬さんの卒業曲であり、2018年の年度代表曲です。夢を実現させるために今いる過ごし慣れた環境から旅立つ様子を描き、決意を持って前に進もうとする背中を押してくれるような勇気づけられる楽曲になっています。友人との別れや環境変化への戸惑い、歌詞のどこを切り取っても誰もが深く共感できる内容になっていると思います。まさに卒業曲として、旅立ちに相応しい作品でしょう。また、MVのストーリーも楽曲と完璧に合致しています。「運命には別れ道がある」という一文から2人の西野七瀬さんが別々の未来へ歩き出す、人生の分岐点とその後を描いた物語ですが、それぞれの人生を対比させながらもポイントポイントで混ざり合う2人が幻想的で美しく、映画を一本見たような感動が生まれます。誰でも、あの時ああしておけばといった過去の後悔があると思いますが、それは必ずしも間違いではなく、この道を選んでいないければ出会えなかった未来が必ずあります。2人の西野七瀬さんが互いへの想いを伝え合うMVのラストシーンでは、人生における自分の選択が常にベストだったと思えるように生きていこうというメッセージが込められていたと思います。西野七瀬さんの過去と未来、その全てが詰まっていると感じる作品になっています。

第2位 サヨナラの意味

乃木坂46の楽曲においては永遠の1番人気でしょう。言わずとも知れた橋本奈々未さんの最初で最後のセンター曲であり、卒業曲です。もはや多くを語る必要はありません。アイドルの枠を超えた後世まで語り継ぎたい名曲として圧倒的な仕上がりになっています。いわゆる神曲という言葉の定義をこの曲名として何の問題もないでしょう。歌詞については、サヨナラに強くなれという前向きなメッセージから一転し、最後には「本当の気持ち問いかけた 失いたくない 守りたかった愛に代わるもの」という主人公の本音が溢れる心情描写の移り変わりがなんとも感動的で美しいですね。MVは人と棘人の関係性を描いたファンタジー作品ですが、中盤で西野七瀬さんが橋本奈々美さんに借りた本の中から帝都ユキの切符を発見することで物語は大きく動いていきます。冒頭で交わせなかった握り手をしっかりと交わすラストシーンもイイですね。役目を終えたことで最後には別の世界へ旅立っていった橋本さんの描写もリアルとリンクしています。もう全てが完璧すぎる作品なのでケチのつけようがないです。この短いブログの中では当然語り尽くせないので各々あと1000回ずつMVを見てください。もう1位ですこれ。1位でいいです。

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※1番可愛い西野七瀬さんです。

 

第1位 今、話したい誰かがいる

乃木坂46表題曲界の絶対王者が堂々の優勝を飾りました。初の試みとなるダブルセンターを取り入れ、選抜メンバーは1期生のみで固めたフォーメーションを送り込んできました。乃木坂らしさを体現したような歌詞とMVのストーリーは今ある言葉だけでは語り尽くせないほど魅力が詰まっています。1人を好む主人公が初めて自分をさらけ出せる相手と出会い、段々と恋愛感情に気がついていく気持ちの変化に、相手と向き合おうとする心の成長を描いた歌詞が、グループの魅力を大きく引き出しています。ブランコが好きだった主人公の自らシーソーに乗ってみようとする決心を歌詞にすることで、1人から2人になっていく様子が鮮明に描かれていますね。また、更に天才なのは2番の歌詞です。誰かのために自分の主張を抑え込む様子や傷つくことを恐れるあまりに願望を捨てる様子を具体的な過去の経験に基づいて描くことでバッチリとイメージすることが出来ます。「話したい誰かがいるってしあわせだ」という最後のストレートなメッセージも非常に良いですね。MVについては、耳が聞こえない西野七瀬さんに対し、手話と心で他メンバーと打ち解けていくストーリーが切なくも温かく、5分間でこれほど心を動かされる物語は他にはないと感じます。ダンス大会を棄権し、最後に西野さんの元へメンバーが駆けるラストシーンは全乃木坂MVにおけるベストシーンで間違いないでしょう。私が大学生時代に涙を流したのはこのMVを初めて見た時とシンハライトオークスを制覇した時の2回だけだったと記憶しています。結局、西野白石のダブルセンターって最強なんですよね。深川衛藤の初フロントも非常に感慨深かったです。今までもこれからもこの楽曲が私の乃木坂46表題曲のNo.1です。

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以上です。長々と読んでいただきありがとうございました。上位3曲は特にどれも甲乙つけ難い本当に好きな楽曲です。それぞれ楽曲をしっかり聴きながら文章を書きましたが、聴いている間にあれこっちが1位でいいんじゃないかと何度も心変わりしそうになるくらいでした。最近のシングル表題曲はかなり微妙な作品が多い印象ですので、今後また上位に食い込めるような名曲が生まれることを切に願っています。おそらく私はもうしばらくは乃木坂ファンでいると思います。星野みなみちゃんが卒業したら流石に引退ですかね。月末に実家からの引越しを控えているのですが、乃木坂関連のCDやらグッズやらは一旦ちゃんと新居へ運んであげようと思います。

ここ最近は急激に寒くなってきましたので、コロナはもちろんですが、体調には十分注意してお過ごしください。また何か書きたくなったら更新します。それでは。

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